【読んだ】ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記

栗原類さんの母である、栗原泉さんの手記です。タイトル見ればわかるけれど。




この本を読む人の多くは「子育て」とか「発達障害」などのワードに何かを求めて読む人が多いと思います。
わたしも発達障害、というワードからこの書籍に辿りついたひとりです。
ただこの本に書いてあることってとにかく
「親も子も、一本ずっと続いていく長い(であろう)人生をどう生きてくか」
なんですよね。

もちろん親の視点から子との生活を書いているので子育てのことが中心です。
類さんは短期・長期ともに記憶力が弱くイラッとすることも多々あったとのことですが
とにかく親のエゴで押さえつけて通ってほしい道を行かせようということをしません。

金銭的にどうしても無理とか、類さんの能力的にどうしても不可能なこととかもあるけれど
「それを実際にやるのは類だから」と。
なるべく困らないような選択肢をたくさん考えて、最低限こうしたほうがいいとか、
本人への意思確認とか、ほんとうにそれがしたいならこうすることが必要だとか
あなたはこういう傾向があるのだからこういうことを気を付けなければ将来困るとか、
そういうことは口酸っぱくいいます。
結果的に受験を失敗してしまったことなど後悔することもあるけれど、
自分で調べて判断して信頼できる人に相談して実行してきたことだから
泉さんとしては自信をもってやっている。
そこを一貫させる、ブレない子育て。

わたしは子育ての予定もありませんし、
診断はしてませんがきっと発達障害ではありません。
(小さいころにそれ風のエピソードがあったりはします)
ただ、泉さんの類さんに対しての向き合い方とか
そもそも泉さんの泉さん自身への向き合いかたは
ひとりの人間が生きていくのに大事なことばかりのように思えました。
読んでいてわたし自身結構ドキッとすることもあり……。

子供がいなくても発達障害の診断がなくても、
自分の意思とか判断に迷うことが多いかたは
こういう考え方あるのか、とちょっと違う視点が得られるかもしれません。




見たもの書くところなんですが読んだもの書くところになっていますね。
実は映像作品はエネルギーがあるときでないと見られません。
Youtubeの動画とかは途中で止めてもさほど影響がないので見れるのですが…
なんだか気負ってしまうんですよね。

誰もこのはてなブログを読んでいないけれど、
そのうち読んだ本についてどういうこと書いたのかな、と
自分がいつか見られるように書いています。
たいした感想とかも書いてないし、眠いなかでなんとかまとめるくらいでいいや~ということにしてます。